エクセルでとびとびの範囲の平均を出すには?AVERAGE関数で複数範囲を指定する方法

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とびとびになっているセルの平均を求めたい場面は意外と多くあります。たとえば、特定の行や列だけ、あるいはジャンプした間隔のセルだけを平均したい、といったケースです。AVERAGE関数を使えば複数の離れた範囲を一度に指定可能で、条件付きで集計したいならAVERAGEIF/AVERAGEIFSが役立ちます。この記事ではエクセルの「平均範囲」が“とびとび”な場合の具体的な手順と注意点を、最新情報に基づいてわかりやすく解説します。

エクセル 平均範囲 とびとび の基本とは

「エクセル 平均範囲 とびとび」というキーワードを検索するユーザーは、とびとびのセルや範囲を指定して平均値を求める方法を探していることが大半です。単に隣接しないセルの平均を出す方法、あるいは複数の範囲で構成された離れたセルを対象にする方法、さらに条件を付けて平均範囲を絞る方法などが含まれます。

まずはAVERAGE関数の基本を押さえ、とびとびの範囲を指定する際の構文と特性を理解することが重要です。この章では以下の点を解説します。

AVERAGE関数で複数の離れたセル範囲を指定する構文

AVERAGE関数は数値、セル参照、セル範囲を引数として指定でき、数値1つや複数のセルまたは範囲をカンマで区切って指定します。とびとびの範囲を指定するには、隣接しない複数のセルや範囲をカンマで区切り複数指定する書き方が基本です。たとえば =AVERAGE(A1, A3, A5) や =AVERAGE(A1:A3, A5:A7) など。

空白セルや文字列は平均計算から自動的に除外されます。0(ゼロ)のセルは有効な数値として数に入るので、0を除いた平均を求めたい場合は別の関数か条件付きで指定する必要があります。

とびとび範囲をマウス操作で選択する方法

セルを個別に選択する場合、Ctrlキー(MacならCommandキー)を押しながらクリックして複数のセルや範囲を選択できます。最初にAVERAGE(と入力し、次にCtrlを押しながら対象のセルや範囲を選び、最後に) を閉じてEnterを押せば、複数範囲の平均が表示されます。

この方法は視覚的にもわかりやすく、とびとびのセルを正確に指定できるため、誤選択を減らせます。ただし範囲が大きい場合や複数シートにまたがる場合は数式入力で指定したほうがミスが少なくなります。

AVERAGEとAVERAGEAの違い

AVERAGE関数は数値のみを対象とし、空白や文字列は無視します。一方AVERAGEA関数は論理値や文字列も評価対象にでき、「TRUE」を1、「FALSE」を0として扱ったり、文字列を0とみなしたりする特徴があります。

とびとびの範囲で数値以外のセルが混じる可能性がある場合はAVERAGEAの利用を検討できますが、ほとんどの場合はAVERAGEで十分です。ただし0を含ませたくない、空白も0と扱いたくないケースでは、それぞれの関数の挙動を理解して使い分けすることが肝要です。

AVERAGE関数を使ってとびとびの範囲の平均を求める具体的な手順

ここでは、実際にとびとびの範囲を指定して平均を求める手順をステップバイステップで解説します。初心者でも迷わず実行できるように細部まで説明します。

セルを一つずつ選んでAVERAGE関数に入れる方法

まず平均を表示したいセルを選択し、数式バーに =AVERAGE( と入力します。次に、Ctrlを押しながら平均したい離れたセルを一つずつクリックします。すべて選び終えたら ) を入力してEnterキーを押します。たとえば =AVERAGE(B2, D2, F2) のように入力することで、それぞれのセルの数値の平均が表示されます。

この手法はセルの数が少ない場合や離れた個所のセルだけ集めたいときに有効です。ただし、多数のセルを手動で選択するのは時間がかかり、人為的ミスも起こりやすいので注意が必要です。

離れた範囲をまとめて指定する方法

複数のセル範囲がまとまって離れている場合は、範囲として指定するのも便利です。たとえば A1:A5 と A11:A15 のような2つの範囲を指定するなら =AVERAGE(A1:A5, A11:A15) のように書けます。これにより指定の範囲のみをまとめて平均できます。

この書き方は大量のデータを処理する際に有効です。また、範囲が連続していないときでもまとめて対象にできるので、個別選択よりも効率が良くなります。

エラーを防ぐためのポイント

平均範囲に数値でない値、エラー値、テキストなどが混じっていると、AVERAGE関数はそれらを無視しますが、すべてが該当すると #DIV/0! エラーになります。必ず数値が一つ以上含まれるように確認してください。

また、0が含まれるセルを平均対象に含めたくない場合はAVERAGEIFやAVERAGEIFSを使って 0 の条件を指定するか、フィルターを利用して数値のみ抽出した上で平均を出す方法が有効です。

条件付きでとびとびの平均範囲を指定する方法

条件を付けて平均を出すとき、とびとびのセルをすべて指定するのは手間です。AVERAGEIFまたはAVERAGEIFS関数を使えば、条件に応じて平均範囲を自動で選ぶことができます。ここでは代表的な方法を紹介します。

AVERAGEIFで一つの条件のみ使う方法

AVERAGEIF関数は「範囲」「条件」「平均対象範囲」を引数にとります。たとえば、「列Aの値が“売上”=“A”」という条件に合う列Bの数値のみを平均したい場合は =AVERAGEIF(A2:A10, “A”, B2:B10) のように指定します。

この方法は指定条件に合うセルが離れた位置に点在していても機能します。ただしAVERAGEIFは条件がひとつしか指定できないため、複数の条件がある場合にはAVERAGEIFSを使用する必要があります。

AVERAGEIFSで複数の条件を指定する方法

AVERAGEIFS関数は複数の条件を指定でき、「平均対象範囲」「条件範囲1・条件1」「条件範囲2・条件2」 … という形で記述します。とびとびのセルを含む列全体を対象にしつつ、複数の基準で対象を絞るのに適しています。

例えば、「部署が営業」「月が1月以降」など複数の条件に一致する数値の平均を求めたい場合、列を条件範囲として指定し、それぞれの条件を記述します。これにより離れた位置にあるセルでも自動で抽出されます。

条件付き書式やフィルタとAVERAGEの組み合わせ

数値を一度フィルタで絞った上で、表示されているセルだけを対象にAVERAGE計算を行うことも可能です。SUBTOTAL関数とAVERAGE関数を組み合わせて表示中のみ平均を出す方法などがあり、フィルタで非表示にされたセルを除外できます。

また条件付き書式で目立たせてから手動でAVERAGE範囲を確認・選択する方法もあります。フィルタを使うと誤りが減り、視覚的にも管理しやすくなります。

AVERAGE/AVERAGEIF/AVERAGEIFS比べて使い分けるポイント

とびとびの範囲を含む平均計算で何を使うかは、目的やデータ構造によって変わります。AVERAGE、AVERAGEIF、AVERAGEIFSそれぞれの特徴を把握して正しく使い分けることがパフォーマンスと精度を向上させます。

関数 セルの指定 条件数 0/テキスト等の扱い 使いどころ
AVERAGE 複数セルや複数範囲をカンマで指定可能 なし 空白・文字列を無視;0は含む シンプルに離れたセルの平均を出したいとき
AVERAGEIF 範囲と平均対象範囲指定可能 条件1つ 条件外のセルを除外可能 特定の条件で離れたセルを平均したいとき
AVERAGEIFS 平均対象範囲は一つ、条件範囲複数可 複数条件 条件に一致しないセルを除外できる 複数の条件で細かく平均を絞り込みたいとき

表によりそれぞれの関数がどのようなシーンで適しているか一目で分かります。実際に手を動かす前にこの比較を確認することで選択ミスを防げます。

応用例:実務で使えるとびとび平均の活用パターン

とびとびの平均を使うシーンは、単なる離れたセルの平均だけでなく、集計レポートや管理表、欠席・欠損データのある分析など、多岐にわたります。ここでは具体的な利用例とその準備方法を紹介します。

売上表の特定月だけの平均

月ごとの売上データが並んでいて、1月・3月・5月のデータだけ平均したい場合、列全体からその月を条件にし、AVERAGEIFまたはAVERAGEIFSを使って該当するセルのみを対象とします。こうすることで列が長く離れていても正確な平均値が求められます。

テストで特定科目だけ平均を出す

学校の成績表などで科目ごとに点数があり、国語と理科だけ平均したい時など。離れた列を選択してAVERAGE関数に複数範囲を指定するか、科目名が記載された列を条件範囲としてAVERAGEIFSを使い、「科目が国語または理科」のような条件で平均を求めます。

欠席やデータ欠損のあるときの平均計算

データが欠損していたり空白セルがあったりする場合、AVERAGE関数は空白を無視します。もし欠損の理由で0とみなしたくないならそのままで問題ありませんが、意図的に除外したい0やテキストが混じるなら AVERAGEIF を使って条件で除外するか、データをクリーニングしてから平均を計算することが望ましいです。

とびとび平均を使うときの注意点とよくある誤り

離れたセルや範囲を対象に平均を求める際、よくある誤りや落とし穴があります。これらを理解しておかないと、意図しない結果になったりエラーが発生したりします。この章では代表的な注意点とその対策を紹介します。

空白セル・文字列セルの扱い

AVERAGE関数は空白や文字列を自然に無視する仕様となっており、これがほとんどの場合望ましい挙動です。ただし「0」を空白扱いにしたいと誤解するケースがあり、この点が誤算の原因となります。0は有効な数値として計算に含まれますので0を除きたい場合は条件付きで除外しましょう。

範囲指定ミスによる除外・重複選択

とびとびの範囲指定でセルを複数回重複して選んでしまったり、選び忘れがあったりするケースが散見されます。数式バーでセル参照を確認するか、範囲を名前定義して使うとミスが減ります。

AVERAGEIF/AVERAGEIFSで条件を誤るケース

AVERAGEIFは条件が一つのみであるため、複数条件が必要な場合に誤って使ってしまうと意図しない結果になります。AVERAGEIFSは条件範囲と条件の数が引数として揃っていないとエラーになります。条件の入力形式(文字列、比較演算子、ワイルドカード)にも注意が必要です。

まとめ

とびとびの平均範囲を扱うには、まずAVERAGE関数で複数の離れたセルを直接指定する方法を理解することが基本です。セルをCtrlで選ぶか複数の範囲をカンマでつなぐことで実現できます。

条件付きで範囲を絞るならAVERAGEIFあるいはAVERAGEIFSが有力な選択肢です。AVERAGEIFは条件ひとつ、AVERAGEIFSは複数条件の指定が可能で、0やテキストの扱いも異なりますので使い分けが重要です。

空白や文字列セルの除外、重複選択の防止、条件の整合性など、注意点を押さえてから実践することで、正確で効率的な平均計算が可能になります。これらを活用して、エクセルでの作業をよりスムーズにしてください。

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